先日、Wの所属するダンスチームがやっとこさ観衆前でのデビューを果たした。すごいでしょ。かっこいいでしょ。でも、パフォーマンス後のコーチの口からはダメ出ししかでてこなかった。「揃ってないと意味ないです」「正直これがコンテストでなくて良かったと思っています」等々。そうだった。このチームは仲良しこよしでダンスを楽しむ集団ではなくて、本気で最高の作品を作り上げていくことが目標のチームだった。Wの姿を確認できるであろうか。たくさんのかわいい女の子に囲まれて幸せそうな表情いっぱいの奴が。なわけはないな。彼は、この化け物みたいに上手いおねーちゃんたちに囲まれて常にいっぱいいっぱいなのだ。更に、途中かっ飛ばしすぎて、息切れしておもっくそ手抜きダンスを披露してしまっている。親としては、この環境の中でよくぞ踏ん張ってやっているなぁというのが、奇譚のない思いだ。