恐らくカントと兄弟だと思われる母ネコがいる。彼女は去年の夏、うちのマンションで子育てをしていた。その簡単な顛末は、過去の記事に。
秋口になった頃、わたしたちがカントをうちに迎える決意をした頃から、途端に、彼女をみかけることがなくなっていた。確か、ノータを迎える日、マンション前でNSさんからノータを受け取る時に、生け垣に彼女が潜んでいるのを目撃して以来、随分と長い間、彼女と道端で遭遇していなかったように思う。
それが、ここ最近、再びマンション敷地内で彼女をみかけるようになっている。それ以前に、外でネコが呼び合っているのが、よく聞こえてくるようになっていた。声に誘われて外を覗いて、Nと二人で「あれ、母じゃん」と確かめ合う。夏に子育てをしていた母ネコであることに間違いない。
…いやな予感。もしや、また子育てしにここに戻ってきたのでは。ある雨の日、Nが、うちの前に建っているマンションの敷地内で、大きな声で鳴き叫びながらその場をグルグル歩き回る『母』を目撃してしまう。…誰かを探しているにちがいない。早速NSさんに連絡し、餌やりをしている人に『母』のようなネコを見ていないか尋ねてもらうお願いをするために、うちのそばでNも一緒に3人で立ち話をしていたその時。いた!子ネコだ!推定2か月くらい。Nがそおっと近付いたのだけど、大慌てで逃げて行ってしまった。
3人で思わずため息をついてしまった。…また、増えてきた。子ネコの姿を見て、無条件に「かわいい!」と思えたのは束の間だった。あれは『母』の子なのか?兄弟はいないか?どうすればいいんだ?一気にいろんな思いが湧いてきて、頭の中がしばしカオスになった。
餌やりをしている人からの情報では、『母』のようなネコはきていない、ということだった。我々の目論みとしては、もしそこにいつもきているのなら、その方にも協力願って、『母』を捕獲し避妊手術を受けさせ、『子』たちも捕獲し避妊去勢後里親探しをする…というもの。その餌場にきていないとなると、どこに通っているのだろう。
その後何日も、『母』にも子ネコにも会えず。夜になるとマンション界隈をNと二人でふらつき、探してはみるものの、会いたいと思いを募らせている時には会えないもの。Nもわたしも、『母』とその子への容易には片付けられない感情を胸に抱きながら、半ば途方に暮れ、それでも常にあの子たちの面影を道端に探し求めてきた。
そして。今日。
とうとうマンション敷地内で、『母』とその子二人と対面することができた。
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