最近、カントの口内炎の状態が芳しくない。
この子、保護した時には既にひどい口内炎だった。そういえば、まだ外ネコだった時代、ヒトの足元にすりすり寄ってきてかわいい声で鳴くわりには、出されたネコ缶を食べない…ということがよくあった。実はお口が痛くて食べられなかったのだね。
うちに入れる時に、いろんな検査がてら獣医さんに診せると、まっ先に指摘されたのは口内炎の酷さだった。ので、去勢手術の際、グラついている歯を抜いてもらい、スケーリングもしてもらった。去勢手術後のものすごい食欲というか、食べっぷりに驚かされた。それほど、痛くて食べられない状態だったのだなーと思った。ちなみに、白血病もネコエイズも検査の結果は陰性だった。
しばらく調子の良い日々が過ぎ、食べなくなった時には、獣医さんに連れて行って、抗生剤やステロイドやインターフェロンや、サプリ的にラクトフェリンやを処方してもらい、しのいできた。「最終的には全抜歯」という手段もこれまで診てもらった全ての獣医さんから提案されている。わかっている。でも、抜歯に伴う大きな負担やリスク、そして、抜歯しても100%口内炎が無くなるとは限らないという事実を考えると、どうしてもまだ、その決断はできない。
この数週間、よほど痛いのか、ご飯を見ると逃げるようになった。どんなにお腹が空いていても、とりあえず逃げていく。夏頃から、とあるサプリをネットで購入、それをご飯に混ぜ込んであげてきた。飲ませ始めた当初、ものすごく効き目があり驚いた。以来、ずっとこのサプリは飲ませ続けているのだが、ここ最近はその効き目は薄くなっているように感じる。現在は、抗生剤のみ投与し、他のお薬はあげていない。ステロイドも、避けている。また、ネットで良さそうなサプリ探さなきゃだな。
ネコの口内炎の、原因や治療のことを調べる度に、根本的解決方法がないことを度重ねて実感し悲しくなる。あんないい子なのに。なんで、痛みを取り除いてあげられないのかな。なにもできない非力な自分がいやになる。ステロイド投与が、効果的なのはわかるけど、限定的だし副作用も怖いので、避けてきた。…にしても、今の状態はちょっと酷いから、明日病院行ってステロイド処方してもらわなきゃかな。
今日ネットで、ネコの口内炎の治療についていろいろ見ていたら、ストレスを減らして免疫力をあげるために「抱っこしたり、なでてあげる時間を増やす」みたいな記述にぶつかった。これ。カントには一番必要かも。ほんとにニンゲン大好きで、外ネコ時代からみんなに愛される子だったからね。でも、今、カントは二階組で、日常的にはヒトと違うところで生活してるのよね。…また引越ししなきゃかしら。席替えならぬ、部屋替えしてみようかな。
カントは本当に、美しいネコ。
cantoはイタリア語で「歌」という意味。
いつもいつも、かわいい声で鳴いていたから、そう名付けた。
まるで歌っているみたいだったから。
最近、その歌も、あまり聴かせてもらえない。
以前、ほんの少し言及したが
わたしはカントに人生を塗り替えられた
…といっても過言ではない。
ひどいネコアレルギー持ちのおばさんが
外ネコをうちに入れることに踏み切ったのだよ。
大変な決断だったのよ。
でも、「どうにかなる」と楽観的展望に立たせてくれる力を
カントからもらえたのよね。
カントと出会って、
わたしの目の前に広がる世界は様変わりした。
良い方にも。悪い方にも。
だから。
なんとか、カントが痛みから逃れられるよう
おばさんは、がんばる。







